災害時、あなたを救う買い置き・ローリングストック

30年以内で70パーセントの確率で発生すると云われる和歌山県沖を中心とした南海トラフ地震や富士山噴火による首都機能喪失、名張断層帯・奈良東縁断層帯発生の活断層地震などが近い将来起こるとされる大震災は心配されるところです。

また、昨年のゲリラ豪雨、台風被害も近年まで無かった規模で、私たちの住む環境は大変動期に入っております。

今年1月末から始まった「新型コロナウィルス」騒ぎでもお気づきのように、災害が起こった時、あっという間にマスク・消毒薬がスーパー、コンビニから消えました。

このことからわかりますように「災害が起こってから買い求めよう」と行動を起こしても遅いのです。

そこで今推奨されているのが「ローリングストック」です。

備蓄品を買う → 自宅で保管する → 食べる・使う → また買う

この循環です。モノにもよりますが賞味期限半年から最長7年まであります。

こうしてある程度ご家庭で備蓄を心がけることが安心につながります。

では、どの程度備蓄をすれば良いのでしょうか?

昭和の頃は最低3日と云われていましたが、1週間分は用意しておいた方がよいです。

南海トラフ地震が起これば、太平洋に面した市町村では地震・津波により大災害が発生します。

その災害救助のため、自衛隊・消防・警察・海上保安庁・日本赤十字などの8割は沿岸部被災地に投入されます。

西名阪国道も被害を受け、東海・関東方面からの物流がストップします。

津波の規模にもよりますが阪神高速湾岸線も被害を受けるかもわかりません。

東も西も物流がストップすれば奈良は京都方面からのみとなり、モノが不足するのは目に見えております。そこへみんながスーパーなどに買いに走るのです。あっという間に商品棚は空になるでしょう。

避難所に行けば水・食料が配給されるとお考えの方は甘いです。

大震災が起これば電気・ガス・水道のライフラインも止まります。市役所や県の職員も被災者です。すぐには活動できませんし、先ほども言ったように救助部隊の大半は太平洋沿岸部に投入されますので桜井市は後回しとなります。

小学校など避難所がまともに機能し出すのに3~5日はかかるでしょう。

そこでいつも言っていますように「まず自分のことは自分で」「町内会近隣で助け合う」が心構えとして必要になるのです。

後、災害発生季節にもよりますが、キャンプ用品もあれば公園・庭先避難が出来ますね。

これで災害発生1週間を乗り切れば、援助物資も届きだし、電気から順にライフラインも復旧していくと思います。

大震災発生時は電気消失となりスーパーのレジ、ATM機も使えなくなります。そんな時役に立つのが小銭です。1万円札では釣り銭不足となり商店が販売を断る例が今まで多数ありました。千円札よりも小さいお金が被災現場では重宝されましたので心に留め置いてください。

あと、阪神淡路大震災でもありましたが、地震では家具転倒による圧死、負傷が多かったです。避難どころではありません。家具の転倒防止金具の取り付けや寝る場所についてもう一度点検をお願いします。

 

参考:ソレドコ > アベナオミ  https://srdk.rakuten.jp/entry/2019/02/22/103000

 

 

2020年04月01日