8月3日(火) 盛春クラブハイキング~安堵町極楽寺他~

朝倉台盛春クラブのハイキングがあり、安堵町方面を散策しました。

毎年8月は15日のお盆に外鎌山早朝登山だけで、弁当持ちの1日ハイクはしておりませんでしたが、今年は安堵町の極楽寺が「広島大仏」と呼ばれている阿弥陀如来坐像を1日から15日まで特別拝観させていただけるとのことでしたので行って参りました。
極楽寺は587年に聖徳太子が創建したと伝わる古刹で御本尊は「阿弥陀如来坐像(重文)」です。

無住だった期間もあったり、それほど名前の知られたお寺では無いかもしれませんが、ご本尊とは別に数奇な運命を辿った像高約4メートルの「広島大仏」さんが祀られているのが2011年に判明し、それから有名です。

平成8年に先代住職さんが古物商のご遺族から譲り受けたこの木製の阿弥陀大仏を資料や写真でその経歴を調べたところ、昭和20年の広島原爆の犠牲者を弔うため、終戦直後に造られた木製座像で原爆ドームの近くの寺に祀られていたのですが昭和30年頃から半世紀にわたって所在がわからなくなっていたことが判明したのでした。それで広島大仏と呼ばれるようになったのだそうです。

半世紀ぶりに奈良で見つかるとは不思議ですね。

その後、雨乞いの祭で有名な飽波(あくなみ)神社~杵築(きづき)神社~中家住宅~県浄化センターへとハイキングを楽しみました。

大和盆地は7月10日以来20日以上も1滴の雨もない猛暑の日々で、コロナに熱中症にとハイキングをするには大変危惧しておりました。

当日明け方に少し降雨があましたが、朝倉駅集合時間の午前8時30分には止んでおりまして、それから朝倉駅で午後2時に解散するまでの5時間半は一滴の雨も降らず、また太陽が照りつけることもなく、気温も25℃で真夏のハイキングとしては大変快適に歩くことができました。

そのうえ、朝倉駅で解散してみんなおもいおもいの方向へ歩き出した丁度その時、遠雷とともにやや強い雨が降り出し3時間ほど続いて砂漠のようになっていた朝倉台を潤し生き物を蘇らせてくれました。

これも広島大仏や飽波・杵築神社のご祭神の素戔嗚尊様のお力かもしれませんね。

本当に不思議な御加護をいただきました。(福本)

 

2021年08月06日